一番の下手くそでいよう

2019年3月30日

“情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方”という有名な本があります。

2010年くらいに発売された本で著者が元プロのミュージシャンです。

いろいろなことを音楽に例えてプログラマとしての心得が書かれています。

例えば、ジャズミュージシャンはステージで練習しない、それなのにエンジニアはお客さんの案件でぶっつけ本番をする、それではプロのプログラマとは言えない、日頃から練習しないでいいプログラムは書けない。といいます。

とにかく熱くて向上心がありモチベーションが上がります。

他にも親の意見に従うな!親は息子が安全に暮らすことを望むが成功はリスクを冒さないと手に入らない。と鋭く書かれ、またパットメセニーの名言を引用するなどギターをしている自分としてはとても共感しつつ、胸が熱くなった。特に僕が好きな一説を要約しながら紹介します。

”IT業界に入る前、僕はジャズとブルースのサックス奏者をしていた。バンドの中で一番下手くそというのはいつも自分より優れた人たちと一緒に演奏しろという意味だ。

僕はミュージシャンとして、この教訓を早いうちに学び、忠実に守るという幸運を得た。「一番下手くそな存在でいることで自信をなくさない?」と訊かれたら、そのとおりだと答えるしかない。

確かに最初は喪失する、自分に不釣り合いのバンドにいていつも不安に感じていた。隣で演奏しているのは目標にしていたハイレベルなミュージシャンなんだから。だけどありがたいことに不思議なことでいつの間にか周囲に溶け込めていた。

第一の理由として、僕が思ったほどひどくなかったことだがもっと興味深い理由がある。

それ僕自身が彼らの演奏のように変化していったことだ。自分と違う話し方をする人たちに囲まれた時、その語彙や文化を取り入れるようとするのと同じ現象だ。

逆にぱっとしないバンドとちっぽけなバーで演奏した時は同じような演奏しかできなかった。こうして僕は、人はどんな仲間と一緒に活動するかで自分の腕を上げることも下げることも出来ることを学んだ。

ある集団との長い付き合いが、その後のずっと人の能力に影響を与えることがある。また自分が最良ではないことを認めることで見くびらずに済み、最良でないことの不安も拭い去れる。また一番下手になろうと思ったところで本当はそうなれないものだ。”

本当にその通りでたくさん共感しました、常に尊敬できる人のそばで学びたいです、誰と働くかというのは僕の中でとても重要なことです。それは仕事の質だけでなく、日常の振る舞いや言動も含めてです。

パットメセニーは独学でギターを学び、若い時の苦労は誰よりも知っていると思います。

最後に伝説のジャズギタリストが若手にいつも言う言葉を引用する。

「どんなバンドを演るときも、一番下手なプレイヤーでいろ」

かっこよすぎです。

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Guitar, Program

Posted by ganchan