ヘドニック・トレッドミル現象について
シンプルライフを好む人やミニマリストは聞いたことがあるかもしれません。ヘドニック・トレッドミル現象とは快楽には慣れが生じるというメカニズムです。この概念はとてもよく研究されています。
このサイクルに気づいてシンプルライフやミニマリストになったという人も多いと思います。
基本的には一時の快楽や幸福感は長くは続かないという考え方です。
例えば、ブランドのバッグがあったら毎日の仕事も楽しいはずなのに。髪の毛が綺麗だったら毎日もっと楽しいはずなのに。ロレックスと高級車があればもっと毎日が楽しいのに。年収1000万あればもっと輝けるのに。
と思ってしまいます。
でも現実、それが叶ったところで幸福度は一時的に上がるが決して長く続かず元に戻るということが研究の結果明らかになっています。
一見華やかに見えるセレブでもドラッグに手を染めてしまったり、資産家が自殺するニュースも多々あります。
幸せは富を手にすることでもなく、モノを手にすることでも得ることは出来ません。
仮にちょっと背伸びして高級品を購入して、一時的に幸福を得ることが出来ても残りは借金が待っています。お金を使ってお金の心配をするより節約した方が幸せになりやすいです。
一生懸命働いてお金を稼いで、高級品を買ってまた身を粉にして稼ぐというライフサイクルは不幸になりやすいです。
幸せへの感じ方は人によって違います。
ただ不幸の感じ方は割とみんなに当てはまります。
まずは不幸になる方法を避けるべきです。
そしてシンプルライフやミニマリストは幸せを自分自身の内面に向けます。
自分自身と競争し、自分を高める。
今出来ることのみに集中する
目的を見つけて自分自身をコントールする
自分の最も大切にすることに時間を当てる
おおよそシンプルライフやミニマリストは同じ思考になっていきます。こういう考え方は資本主義が崩壊しこれからの考え方や生き方の軸になると僕は思います。