ギタリストがアドリブ中に頭の中で考えていること

ブルースやジャズを演奏している人たちが一体頭の中で何を考えているのか知りたくないですか?

僕も実際気になっていました。何をどうしているの?何考えているの?と。

感じたままに好きに演奏してるか?それは半分正しく、半分間違っています。

理論を真っ先に思いつく人がいます。それもある意味で正しく、ある意味で間違っています。

音楽理論は、やっていることを説明する上で大切なことですが演奏している最中にギタリストが頭の中でずっと音楽理論を組み立てているかといったらそうではないように思います。

具体的にはⅡm7ーV7だから、ここでリディアンスケールを使おうとか、Ⅳ△のトライドからクロマチックスケールを使ってCにI△7に落ち着こうとかドリアンを弾こうとか演奏最中に考えていないということです。

※練習の時に覚えたフレーズが何のスケールか、どう組み立ててあるか調べることはあります。アドリブ最中の話です。

僕がそうだからです。でも演奏中にずっと理論を組み立てている人もいると思います。

どちらが正しいとは言えないです。白か黒かではないということです。

ただ、全員が満場一致で音楽理論上のみで演奏しているわけではないことを知って安心してもらいたいです。

詳しく説明していきます。

まず感じたままに演奏していたらでたらめになります、なのでそれは極めてリスキーです、ギタリストはたくさんのフレーズを覚え、どのポジションがどんな音が鳴るのかある程度想像がつきます。それくらい練習をしています。フィーリングも大事だけれどどこにどんな音があってどこが安定した音か知っています。

その安定した音とは何なのか。コードトーンです。

全ポジションでコードトーンが頭の中で見えています。僕は簡単なジャズブルースしかやらないのですが、それでもコードトーンが見えて指板上でそれらが繋がっています。なのでコードトーンを覚える練習は面倒かもしれませんが必須だと思います。

次に、音楽理論は大切ですがギターの場合はそこまで食らいつく必要があまりないように思います。

なぜか。それは他の楽器に比べて構造が単純だからです。

ポジションをたくさん覚える必要がないからです。

ギターの最も優れた点は半音刻みで音が配列されている点です。

なので、キーによって黒鍵盤が増えたり、白鍵盤が減ったりというように考える必要がありません。

ギターにおいては、例えば覚えたフレーズを1つ右にフレットをずらせば、それは半音上のキーのフレーズとなります。ピアノだとこれは指使いが変わるので対応出来ません、全キーで指使いが変わります。

ギターはフレットの大きさが多少変わるだけで指の動きは、変わりません。

ここが最大のメリットです、だからといって他のキーで練習しないというのではないです。

指使いではなく耳でフレーズを覚えて感じることは大切です。例えばFキーで覚えたフレーズがBbで同じように感じるか、といえば違います。それは自分で体験するべきです。

ただキーによって黒鍵盤、白鍵盤のように考える必要がありません。5線譜を見ないことを前提で言えば、キーに#がいくつあるのか、bがいくつあるのか必要ないです。

これのデメリットもあるせいで、ギタリストは音楽理論を覚えようとしない、また音楽理論を演奏と別物として捉えて、知識だけが蓄えられてしまう、学んだことを活かすことが出来ないといった現象に陥ってしまいます。

ギターにはギターで覚える音楽理論があります。

それはCAGEDシステムとEAGDCサイクルを利用します。

http://www.hitoshikawai.com/guitar

ここのサイトをおすすめします、分かりやすいです。

僕はCAGEDシステムを学んで断然演奏が大きく変わりました。

そしてこの知識を自分自身の演奏にどう取り入れるか考えました。コードを指板上で繋げるだけだともったいないです。自分の演奏に取り入れる必要があるからです。自分の演奏に取り入れることが出来ないのは無駄な知識です。知識を蓄える努力より、自分の出した音が全てなので、演奏が変わる知識を取り入れるべきです。

CAGEDシステムを使って演奏を覚えるのはちょっと間違っています。自分自身の覚えた演奏をCAGEDシステムと重ねて何なのか答え合わせをします。

僕は、音楽を勉強する上で最も大切なことは良い耳を持つことだと思います。

耳で覚えて演奏して、それが何なのか後から調べる。演奏したことが説明できるように覚えることです。

で、こういう練習を積んでいると分析するスピードが上がっていきます、他人の演奏も耳コピが比較的簡単になります。

よく聴いて、真似すること。それが何のスケールなのかは後からCAGEDで当てはめて調べる。

これを繰り返すうちに使っているフレーズがどんなスケールなのか分かってきます。

CAGEDシステムを知って、良いと思ったフレーズをコピーして、それが何なのか当てはめる練習をするといいです。

ジャズセオリーにホールトーンスケールを”夜明けの森の中から現れるバンビ”だと説明していますが意味分かりません。そんなホールトーンスケールを単体で覚えても使いこなせないです。まして僕の考えるホールトーンはそんな音じゃないです。

リディアンスケールを説明出来ますか?

4度の音が半音上がりますよね。特徴としてアボイドがないですよね。

これを知って、演奏に取り入れることが出来るか?という話です。

僕には無理でした。何も思い浮かんできません。

フレーズを弾いた後に何なのか、調べるとリディアンだったことはあります。

音楽理論は分析する能力、説明する能力に必要だけれど、そこに固執していたら演奏出来なくなります。

ある程度の基礎を知っておくとスケールなどの知識は勝手に後からついてくるので安心して好きなフレーズを覚えた方がいいと僕は思います。あくまでも僕のギターへの取り組みはそうです。

良いと思ったフレーズは音楽理論上ではなく、そのレコード上にあります。ならば、徹底して聴いて知るのみです。

Guitar

Posted by ganchan