聞くことは与えることと同じ

誰かに話を聞いてもらって安心したり、落ち着くことはないですか?

僕には、そういう経験がたくさんあります。

何か特別な回答が返ってきたわけではないけれど、話すことによって頭の中が整理されて気持ちが楽になったり、共感されたことで孤独じゃないことに気づいたり、感情の波が収まったり。

自分のことを、共感してもらえる、分かってもらえる、感じてくれる。

これは本当に嬉しいことです。

聞く側になった時はぜひ同じようにしてあげたいです。

そしてそんな人になりたい。

よく、聞くことは技術だと言います、僕もそこは納得します。

ただ僕には疑問があります。よく技術のアプローチとして、

頷く方法、またそのタイミング

相手の言葉の反復

話の途中で自分の意見を言わない

相手の話に興味を持ってあげる

など聞くための技術や習得方法を紹介する記事や本を多く見られますが、何か違うんじゃないかなと思います。

技術的なマネをしたところで、本心がそこにないとそれは話し手に伝わってしまいます。

もっと簡単な方法があります。僕はこれが根源だと思います。

それは、とても単純です。

本当に注意深く聴くこと

これだけです。聴くことに徹します。

どれくらい聴くかと言うと、一字一句聞き逃さないくらい聴きます。

大げさに言うと息継ぎのタイミングまで。それを覚えようとするくらい。

僕はこれは音楽鑑賞や英語のリスニングから学びました。

聴いている間に自分自身の意見や話をすると聞こえなくなります。

また、覚えようとして聴かないと聞こえないです。感じようとしないと聞こえないです。

聞き流しても、そこのフィーリングを深く感じることが出来ません。

それには、なかなかの集中力が要ります。ずっと聴いていると疲れるし集中力が切れると、頭の中が別のことを考えようしてしまいます。でも、それくらい聴くことに徹すると、

自然と意見を言えなくなります。聞こえなくなるからです。

本気で聴くと、感じて共感して自然に頷けるようになります。

深く感じれない部分はもう一度、聴きます。

聞く技術として書かれた多くのアプローチを本当に注意深く聴くこと1つでカバー出来ます。

それをしてあげると思ったらしんどくなります。した方がいいと気づくことです。

音楽をそこまで聴くのは、そこから学びを得たいからです。

英語をそこまで聴くのは、そこから学びを得たいからです。

僕は人の話を聴いて、そこから何か得るものがあると信じています。

すると雑談が楽しくなります、悩みは人の体験談です。

何か学ぶものがあると思うと自然と姿勢が変わります。

音楽を聴く力と、英語を聴く力と、人の話を聴く力は一緒で共通だと思っています。

楽器演奏に優れた人は英語を聴き取れる力が大きいそうです。

優れた演奏家は絶対、聞き上手のはずです。

耳がせっかくいいのだから、

耳コピする時のように、音楽のように人の話を聴きます。

お笑い芸人の松本人志が昔、語っていて僕が心を打たれた言葉があります。

俺は、 生きた人のなかで、いちばん笑い声を聞いた耳でありたい。”

聴くことは、とても大事でそれは自分にとって嬉しいことで、他人にとっても嬉しいことだと思います。

ギターをしていて良かったと思います。

音楽を学んでいるようで音楽から全てを学んでいます。