手にすることが出来ない古き良き時間

僕は昔のギタリストの話がすごく好きです。

始めた当初って誰しもが情報をあまり持っていません。ただ興味を持って多くが学生の頃に始めます。

でもひと昔前の世代の話は、僕からしたらあり得ないとんでもない知識不足で本当に面白いです。

ある意味トンチンカンです。でもそれがとっても僕にとって羨ましいことでもあります。

僕は、中学生の時に母親のフォークギターを借りて練習を始めました。

高校入学祝いに買ってもらった初めての自分のギターがレスポールでした。

多少知識不足で、音楽と似つかわしい筋トレみたいな練習は多少迷いながらもしましたが、そんなに面白い話は僕にはありません。今みたいに動画で学ぶことはありませんでしたが、割と情報が身近にありました。

http://www.hitoshikawai.com/

僕の好きなブロガーの河合仁士さんがポッドキャストで音楽のことを語っていた時だったと思います、昔情報がなく、ギタリストのほとんどが知っているであろうスウィープをオルタネイトで弾くと思っていたと言います。どう考えても速度的に間に合わないことは分かっていても、それを信じていたと。

聴きながらちょっと笑ってしまいましたが、こういう話が僕はとても新鮮で好きです。

これからの世代は二度と体験することが出来ない貴重な体験だからです。

そしてちょっと思い出したことがあります。それがまた、僕にはとても羨ましく思いました。

僕の好きなミュージシャンに忌野清志郎とCharがいます。

何かの番組でギターを始めた当初の話を2人がトークします。

ベンチャーズのデケデケデケデケと言えば分かると思いますが、それをどうやっているのかを友達と話していたと言います、それがあまりに想像を絶するやり方で面白かったです。先輩に教わってもらったことがすでに間違っていて、集まったグループ全体で間違っている、またコードという概念がない。

だいぶ昔に見たので間違っているかもしれませんが、CやDコードをかなり後から知ったと言います。

そして、またある友達が「中古の楽器店で安いギターを見つけたから俺も買ったよ!仲間に入れてくれよ。」と「お前、それ弦が4つしかないじゃないか、それはギターじゃねえよ。」と。当時の笑い話をしていました。

これからの世代は絶対に体験することが出来ない、ちょっと僕には羨ましい話です。

待ちぼうけも死語です、キャンセルは事前に連絡出来るし、急な用があっても、その旨を伝えればいいだけです。

たしかに効率も良くなり、スマホは空白を埋め、さらに寿命も延びています。

それなのに現代人は忙しいと言います。

空白が空けば空くほどスマホでスペースを埋め、また効率ばかり重視することは、

死に急いでいるのと同じでは?と最近思います。

電車の2時間が勿体ない早く着かないかな、通勤時間が勿体ない急がないと、早く来ないかな時間が勿体ない、早く終わらないかな、それは人生を急いで終わらせることを考えているに等しいと思います。

隙間を埋めているようで、イライラして焦っているだけかもしれません。

ちょっとずつ焦らない練習をしています、おおよそ人生60年の時代から100年になります。

寿命が延び、隙間が減り、効率が上がり、更にコンピュータが無駄を省きます。

焦らなくていいです、20代で気づけば5歳で気づいていた昔の人に勝ることが出来るかもしれません。昔の人が20代でしていたことを40代から始めても遅くありません。